東北地方民俗学合同研究会

東北地方各県の6つの民俗学会(青森県民俗の会・秋田県民俗学会・岩手民俗の会・東北民俗の会・山形県民俗研究協議会・福島県民俗学会)が年に一度集まり、持ち回りで開催している研究会です。


 

平成29年度 第34回 東北地方民俗学合同研究会

「民俗資料の発見と新たな活用可能性をさぐる」

第34回東北地方民俗学合同研究会

青森県民俗の会×弘前大学地域未来創生センター企画

公開シンポジウム「民俗資料の発見と新たな活用可能性を探る」

 

趣旨

 近年、災害、人口減、市町村合併などによる社会変動の中で、民俗・民具資料の存在価値が十分理解されないまま保存・活用がなおざりになり、廃棄されてしまうという事例が多くなっている。民俗に関心を持つ者にとってはもちろんのこと、文化財保護の観点などからも、この問題への対応は喫緊の課題であるが、同時に民俗資料やそのコレクションの価値を改めて問い直す契機となっているのではないか。

 一方、学校教育の場では、郷土の歴史を知る授業の中で、民俗・民具資料が「昔のくらし」を体験するために活用され、前年の東北地方民俗学合同研究会でテーマとした地域活性化や観光事業の資源として、祭り、民俗行事、民俗芸能、民具などが活用される事例も多くなっている。また、写真・映像資料による民俗研究が進展し、従来対象とされなかった資料への民俗学的アプローチなども見られるようになった。

 このことから、「民俗資料の発見と新たな活用可能性を探る」のテーマにより、民俗資料への新しい向き合い方について意見交換を行う。

 

1開催日時 平成29年11月25日(土)12:30~16:45

 

2開催場所 弘前大学人文社会科学部 4階 多目的ホール

 

3主催・後援

主催:弘前大学地域未来創生センター 青森県民俗の会

後援:青森県教育委員会、弘前市教育委員会、三沢市教育委員会、東奥日報社、陸奥新報社、デーリー東北新聞社

 

4日程 

10:00~17:00

企画展示:小川原湖民俗博物館旧蔵資料の保存と探求― 弘前大学民俗学研究室の取り組み ―

会場)人文社会科学部1階実習室E

12:30 開会挨拶・趣旨説明 青森県民俗の会代表 古川実

司会:山田厳子(青森県民俗の会 弘前大学人文社会科学部教授)・小池淳一(青森県民俗の会 国立歴史民俗博物館教授)

 

発表

12:35「家電をテーマにした企画展示」増田公寧(青森県)

13:00「民俗資料の新たな活用可能性を探る―ナマハゲ伝道士認定試験を事例に―」鎌田幸男(秋田県)

13:25「一関市における民俗資料の公開―地域と民具―」東資子(岩手県)

13:50「まちづくり行政と民俗的資料の活用について」岡山卓矢(宮城県)

14:15「民俗と考古からみた技の再発見」國井秀紀(福島県)

14:40「限界集落に伝承されるシシ踊り~米沢市綱木獅子踊りを事例に~」盛永未来(山形県)

(休憩)       

15:20~ 意見交換

16:45 閉会挨拶 弘前大学地域未来創生センター長 李永俊

 

*当日、弘前大学資料館(開館時間10時~16時)では弘前大学人文社会科学部×国立歴史民俗博物館共同企画『被災地と向き合う-文化財レスキューの取り組み-』も開催。


平成28年度 第33回 東北地方民俗学合同研究会「地域おこしと民俗」

開催趣旨

 ”地方消滅”が大きな話題となり、「地方創生」がさけばれている昨今、各地で民俗を活かした地域おこしの事例が生まれています。東日本大震災の後、沿岸各地で民俗芸能の復活が澎湃としてわき起こり、復興の大きな力になってきたのも記憶に新しいところです。

 高度経済成長以降、衰退の一途かに見えてきた民俗の、思いがけないほどの力、生命力。地域の中で生きていくことの意味がかつてなく問われている現代、民俗はなぜ復活し、かつ、どのような役割を果たし得るのか。このほど、東北6県の民俗学研究者が秋田に集まり、「地域おこしと民俗」をテーマに、民俗の現代的な意義と可能性について検討したいと思います。民俗学に携わる方のみならず、どなたでも参加できますので、多数のご来場をお待ちしています。

 

日時:平成28年11月19日(土)13:00~17:00

会場:秋田市・協働大町ビル6F「千秋の間」(秋田市大町3丁目2-44)

参加費:1,000円(資料代)

交流会:5,000円(懇親会費)6F「鳥海の間」

 

主催:秋田県民俗学会

後援:秋田県教育委員会・秋田市教育委員会・秋田魁新報社

 

発表プログラム

「霊山と地域おこし―羽黒山と戸隠山を事例として―」 岩鼻通明氏(山形県民俗研究協議会)

「民俗を活かした地域おこし―福島県大沼郡三島町を事例として―」 川合正裕氏(福島県民俗学会)

「地域おこしと郷土食の活用―B1グランプリから震災復興へ―」  佐藤敏悦氏(東北民俗の会)

「語り部1000人プロジェクト―岩手県遠野市の事例から―」 前川さおり氏(岩手民俗の会)

「地域振興における民俗芸能の記録と復興―青森県上北郡七戸町(旧天間林村)上原子集落における剣舞踊りの記録撮影と盆踊りの復興の取り組みから―」 下田雄次氏(青森県民俗の会)

「『縁』の解体と創造―地域キャラクターの限界性を探る―」 石郷岡千鶴子氏(秋田県民俗学会)

 

総合討議 コーディネーター 小田島清朗氏(秋田県民俗学会)


平成27年度 第32回 東北地方民俗学合同研究会「動植物供養の民俗」

今年度の東北地方民俗学合同研究会は「動植物供養の民俗」をテーマに、人びとと自然の共生という視点から、民俗信仰の地域性について考えます。会場となる米沢市は、全国的にも珍しい草木(供養)塔が集中している地域です。狩猟や草木の伐採など自然そのものを生業としていた人びとは、動物はもちろんのこと植物にも霊魂が宿ると考え、その生命をいただくことで生かされることに感謝し、自然と対峙する困難を乗り越えようと祈り、供養したと考えています。地球環境や自然保全が大きくクローズアップされている近年、東北各地に伝わる動植物供養や祈りなど具体的な事例から、地域民俗の特徴がどのように現代に受け継がれ、また、未来へどう伝えていくかを考える機会にいたします。

 

日時 平成27年11月21日(土)13:00~16:30

会場 米沢市「伝国の杜」置賜文化ホール 大会議室

   〒992-0052 山形県米沢市丸の内一丁目2番1号

共催 米沢市教育委員会、公益財団法人農村文化研究所

主管 山形県民俗研究協議会

 

開会(13:00)

①青森県民俗の会(13:05~13:30)村中健大氏「青森県のソウゼン・馬頭観音信仰」

②秋田県民俗学会(13:30~13:55)鎌田幸男氏「魚の供養塚などの調査から」

③岩手民俗の会(13:55~14:20)松本博明氏「岩手県山田町の動物供養碑-石碑悉皆調査から見えてきたもの」

④東北民俗の会(14:30~14:55)石黒伸一朗氏「東北の石碑からみた猫の供養」

⑤福島県民俗学会(14:55~15:20)二本松文雄氏「福島県相双地方の動物供養習俗-馬・鮭・鯨・亀-」

⑥山形県民俗研究協議会(15:20~15:45)角屋由美子氏「草木塔研究の動向と展望」

 

総合討議(15:50~16:30)

コーディネーター 原淳一郎氏(山形県民俗研究協議会)

 

※2 研究会終了後17:30より上杉城史苑にて懇親会を開催

また、翌22日9:00~12:00米沢市内の草木塔や置賜民俗資料館をご案内いたします。

(懇親会会費5,000 円、民俗資料館入館料200円は個人負担でお願いいたします。)

※3 上杉博物館の展示をご覧になられる場合は、入館料が別途必要になります。


平成26年度 第31回 東北地方民俗学合同研究会 「めぐり」と民俗信仰

テーマ:「めぐり」と民俗信仰

日 時:平成26年12月6日(土) 13:00~16:30

場 所:福島県立博物館・講堂(福島県会津若松市)

共 催:日本民俗学会・福島県立博物館

 

プログラム

開会の辞 佐々木長生 (福島県民俗学会会長)

司 会:内山大介 (福島県民俗学会)

 

13:05~13:30 村中健大 (青森県民俗の会)

「十和田湖のトワダ信仰 ―遠隔地参詣の事例として」

13:30~13:55 齊藤壽胤 (秋田県民俗学会)

「廻り儀礼の諸相 -宮廻り神事からトッコウ、地蔵廻りなど」

13:55~14:20 佐藤一伯 (岩手民俗の会)

「木曽御嶽山の信仰と観光 ―岩手神明講と三十八史跡巡りを事例に」

 

14:30~14:55 デール・アンドリューズ (東北民俗の会)

「現代巡礼考 -アニメ・ゲームから生まれた聖地」

14:55~15:20 原淳一郎 (山形県民俗研究協議会)

「置賜地方における山岳信仰と成年式」

15:20~15:45 菊池健策 (福島県民俗学会)

「枡を祀る祭り -御枡廻しをめぐって」

 

15:50~16:30 総合討議

コーディネーター: 岩崎真幸 (福島県民俗学会)


平成25年度 第30回 東北地方民俗学合同研究会 「各県民俗学の始まりと今」

期日:平成25年11月16日(土)

会場:東北大学片平さくらホール

(仙台市青葉区片平2丁目1-1 東北大学片平キャンパス南門近く)

 

プログラム:「各県民俗学の始まりと今」

 

12:30    受付開始

13:00    開会の辞

13:10~14:40    各県からの報告

・福島県域・民俗学の始まりと今  岩崎真幸(福島県民俗学会)

・戸川先生と庄内民俗学会   梅木壽雄(山形県民俗研究協議会)

・秋田県民俗学史上にみる武藤鐵城と吉田三郎  齊藤壽胤(秋田県民俗学会)

 

15:00~16:30    各県からの報告

・青森県における民俗研究のあゆみ概要  古川実(青森県民俗の会)

・岩手県民俗学の始まりと今―「外からの研究と内の研究」という視点から―  大石泰夫(岩手民俗の会)

・郷土研究と民俗学~三原良吉と三崎一夫の接点と乖離~  佐藤敏悦(東北民俗の会)  

 

16:30~17:00    まとめ/合同研究会運営について/次年度当番県挨拶/閉会の辞


平成24年度 第29回 東北地方民俗学合同研究会 震災から20ヶ月―民俗学は今何ができるのか

1 開催時期・開催場所

 平成24年11月23日(金・勤労感謝の日)

 盛岡駅西口アイーナ8階812研修室

 

2 プログラム

受付開始(12:45)

・開会の辞(13:00)

 

○シンポジウム 震災から20ヶ月―民俗学は今何ができるのか

基調報告

被災文化財から導きだすナラティヴの集積―文化財レスキュー展の試みから―  加藤幸治(東北民俗の会)

東日本大震災と地域コミュニティ―福島県浜通り地方―   遠藤祝穂(福島県民俗学会)

震災後の民俗調査―山田町大浦からの報告―   松本博明(岩手民俗の会)

一軒の民家から―民俗学から地域史への提言―  小池淳一(青森県民俗の会)

覚醒する文化遺産防災の使命―山形県域での試行錯誤と課題―  田中大輔(山形県民俗研究協議会)

秋田県の一地方で考えてきたこと―“地震と民俗”の探求等について―   小田島清朗(秋田県民俗学会)

 

全体討論(15:30~16:45)

・閉会の辞